新型コロナウイルスに罹患する方がようやく減ってきたような社会状況でありますが、まだまだ予断は許さないものであります。
コロナ感染症が減っては来ているものの、コロナ後遺症に悩まされている人も多いですね。

今回は東京都が配布している、「コロナウイルス感染症の後遺症について」を添付したものを抜粋させていただきました。

この後遺症は20歳代«30歳代でも発症する割合が高いなど、どの年代でも認められています。
後遺症の原因としては、自己抗体、ウイルスによる過剰な炎症(サイトカインストーム) 、活動性のウイルスそのものによる障害、不十分な抗体による免疫応答などが考
えられていますが、明確にはなっていません。
このため、後遺症の治療には長い時間がかかる場合もあり、感染から1年経過後も症状が見られる場合があります。

後遺症に関するデータ

世界各国の状況
フランスでは、回復者120人の約30%に記憶障害等の症状がみられ、
アメリカでは患者270人の約35%が、診断から2〜3週間経過後も「普段の健康状態に戻っていな'い」との調査結果が出ている。

後遺症患者の男女比
コロナ後遺症凝いも含む)で診療した患者のぅち、約59%が「女性」である。

相談者の年代
「コロナ後遺症相談窓口」の相談者のうち、63%が40代以下の方となっており、若い年代からの相談も多い。

コロナ陽性判明から相談日までの経過日数
コロナ陽性判明から1か月未満〜半年未満までに相談する方が多い。

相談者の主な症状
相談者の症状は、嗅覚•味覚異常、倦怠感など様々である。

労働に対する影響率
後遺症(疑い含む)の患者992人のうち、65%の人に労働に対する影響があった。(最も状態が悪い時点での影響)

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後遺症かなと思ったら

新型コロナウイルス感染症の後遺症への治療は、対症療法が中心となります。後遺症が疑われる場合は、激しい運動や無理な活動は避けて、かかりつけの医療機関や保健所等に相談してください。
後遺症は重症化するおそれもあり、悪化の予防のためにはご本人だけでなく、家族や職場など、周囲の理解も重要です。
また、都では、都立病院や公社病院において新型コロナ後遺症の相談窓口を設置しています。電話で症状等の相談をお受けし、症状に応じて医療機関等の受診につなげるなどの支援をしています。

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